守りながら増やす考え方

なぜ僕は“勝てるEA”より“壊れにくい運用”を重視するのか

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EAを探していた頃の僕は、ずっと「勝てるもの」を探していた。

勝率が高いもの。
右肩上がりのもの。
資金が増えるスピードが速いもの。
なるべく含み損が少なくて、なるべく綺麗に伸びるもの。

たぶん、普通に考えれば当たり前だと思う。
誰だって負けるものより勝てるものを使いたい。

いわゆる「聖杯」と呼ばれるものだろうか。

僕だってそうだった。
聖杯探しに血眼になった。

もちろん聖杯なんてあるわけがない。
仮にあったらそう簡単に配布したり売ったりしない。

あくまで聖杯の「ようなもの」を探し当てるのが関の山だ。

でも、いろいろ使って、いろいろ崩してきた中で、
だんだん考え方が変わってきた。

今の僕は、
“勝てるEA”そのものより、
“壊れにくい運用”の方を重視している。

 

 

どれだけ良さそうなEAでも、運用が雑なら壊れる

理由はシンプルだ。
ロジックが優秀でも、ロットが重ければ崩れる。
止めるべき日に止めなければ崩れる。
口座を分けずにまとめすぎれば崩れる。
「今まで大丈夫だった」で押し切れば崩れる。

仮に車をメンテナンス無しで24時間365日走らせたらどうなるか。
どんなに名車、高級車だろうが壊れてしまうだろう。
EAもそれと同じ。

逆に言えば、
完璧じゃないEAでも、
運用が丁寧なら生き残り方はかなり変わる。

愛車を大事に長く乗ることと同義だと思う。

EAに関して僕はここを何度も見落としてきた。
愛車は大切に乗ってきたのになと悔やまれる。

 

 

EAそのものよりも、それをどう扱うかの方がずっと大きかった

昔の僕は、EAそのものに答えがあると思っていた。

このEAなら勝てるんじゃないか。
このロジックならいけるんじゃないか。
この成績なら、今度こそ増やせるんじゃないか。

でも実際には、

どれだけ強い車でも、
運転が雑なら事故る。

どれだけ切れる包丁でも、
扱い方が雑なら危ない。

EAも少し似ていると思う。

勝てるかどうかだけじゃなく、
壊れた時にどこまで耐えられるか
の方が、長く続けるならずっと大事だった。

正直、相場が噛み合えば、どんなEAでも勝てる場面はある。
そもそも最初から負けるために作るわけじゃない。
でも、万能ではない。

車にも苦手な道があるように、
EAにも苦手な相場がある。

だから運用者は、得意じゃない相場では止めるなり、
稼働を抑えるなりのコントロールが必要になる。

それが長く乗りこなすためのポイントなんだと思う。

 

“勝つ時の顔”より“崩れる時の顔”を見たい

僕が重視するようになったのは、たとえばこんなことだ。

そのEAは、どんな相場で崩れやすいのか
含み損はどのくらいまで膨らみうるのか
連敗や停滞にどれだけ耐えられるのか
ロットを上げた時に急に危険にならないか
止める基準を自分で持てるか
口座全体で見た時に、偏りすぎていないか

要するに、
“勝つ時の顔”より
“崩れる時の顔”を見たい。

昔は逆だった。

勝っている時の成績ばかり見て、
気持ちよくなって、
崩れる時のことを後回しにしていた。

でも、本当に見るべきなのはたぶんそっちじゃない。

調子がいい時より、崩れそうな時の顔だと思う。

 

 

怖いのは、一時的に勝てないことじゃない

取り返しのつかない壊れ方をすることだ。

少し停滞する。
少し含み損が重くなる。
しばらく利益が伸びない。

そのくらいなら、まだいい。

でも一度の判断ミスや、
一度の無理な稼働で、
口座そのものが大きく傷つく。

そうなると、そこから立て直すのは本当にしんどい。
しんどいだけなら、まだ立て直せる。
でも完全退場は、文字通り何も残らない。

だから今は、
“どれだけ勝てるか”より先に、
“どれだけ壊れにくいか”を見たい。

 

“勝てる”と“壊れにくい”は別物だった

もちろん、
勝てるEAを探すこと自体が悪いとは思っていない。

むしろ、それは当然やるべきことだと思う。

でも僕が痛い目を見て分かったのは、
“勝てる”と“壊れにくい”は別物だということだった。

ここを一緒くたにすると危ない。

勝てているから安全、ではない。
今増えているから安心、でもない。
綺麗なフォワードがあるから壊れない、でもない。

その辺りを雑にすると、
あとで一気にツケが来る。

僕はそれなりに大きなツケを払ってきた。
だからこそ、この違いは軽く見られない。

 

EAをどう守りながら回すかを重く見るようになった

たぶん昔の僕は、
EAを“金を増やす装置”としてだけ見ていた。

でも今は違う。

EAは便利だし、可能性もある。
でも同時に、扱い方を間違えれば簡単に事故るものでもある。

だから僕は、
EA単体の優秀さよりも、
そのEAをどういうロットで、
どういう口座配分で、
どういう止め方で、
どういう守りを付けながら回すか、
そっちの方を重く見るようになった。

 

ときにそれは遠回りに見えるかもしれない。
地味にも見えると思う。

 

でも、僕みたいに一発逆転を狙うとズレやすい人間には、
そのくらいでちょうどいい。

 

 

そして正直に言うと、
“壊れにくい運用”を考えるようになってからの方が、
相場との付き合い方が少し楽になった。

もちろん緊張はある。
不安もある。
それでも昔みたいに、
毎回ホームランを狙って消耗する感じは減った。

全部を一気に増やそうとしない。
全部を常にフル稼働させようとしない。
順調な時ほど浮かれすぎない。
危ない時は止める。

そういう当たり前のことを、
ちゃんと運用に落とすようになった。

フル稼働というのは先ほど例えた車の例がいいだろう。
そんな無茶をしたら事故るに決まってる。
EAだって例外じゃない。

 

探しているのは、ちゃんと生き残りながら付き合える運用の形

僕はたぶん、
“最強のEA”を探しているわけじゃない。

今探しているのは、
そういう運用の形なんだと思う。

爆益ではなく、継続。
一撃ではなく、生存。
派手さではなく、崩れにくさ。

今の僕にとって大事なのはそっちだ。

そして、このブログでも、
そういう視点をできるだけ正直に書いていきたいと思っている。

勝っている時の話だけじゃなく、
危なかった時のことも。
うまくいった運用だけじゃなく、
崩れかけた時に何を見直したかも。

その方が、たぶん現実に近いからだ。

理想や夢としての爆益。
それが魅力的に見えることは、僕にもよく分かる。
でも、それがどれだけ儚いものかも僕は知った。
だからこのブログでは、現実に対する戦い方や、生き延び方を書いていきたい。

 

 

 

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ヤマオ|丸腰勇者

一発逆転ではなく、生存と再建。

ヤマオ|丸腰勇者

FXで何度も遠回りし、爆益の夢にも焼かれながら、今は「守りながら増やす」を軸に再構築中。 EA、コピー運用、裁量、研究まで、相場で生き残るための実戦と検証を記録しています。 ※アイコンは美化1000%くらい過剰です

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